CISCO 841M 設定:その11:プロバイダから払い出されたIPアドレスをメールで受け取る
はじめに
今回は、PPP接続でプロバイダーから払いだされたIPアドレス (WANのIPアドレス) をメールで受け取れるように設定しました。固定IPサービスやDDNSサービスを利用しなくても、常時でVPNの接続が可能になります。また、固定IPで運用するよりも安全に感じます。
・運用管理ツール:EEM (Embedded Event Manager) + TCLスクリプト
・送信用SMTP:認証=SMTP-AUTH、ポート番号=587
機材
・CISCO 841M本体
・KAUMO USB RJ45 シリアルコンソールケーブル
・Win10 ノートPC
SYSLOGの設定
ログレベル「notifications」以下にすれば「LINEPROTO-5-UPDOWN」が出力されます。
TCLスクリプト
保存先を作成して、「flash:tcl/policy/eem-wan-session.tcl」へ配置します。
mkdir flash:tcl
mkdir flash:tcl/policy
event manager directory user policy "flash:/tcl/policy"
EEMイベント
TCLをEEMへ登録するため「event manager policy eem-wan-session.tcl type user」を設定します。
まとめ
今後、機器の再起動、そのほかWAN側IPアドレスが変更されたタイミングで、こんなメールが飛んできます。
件名:【R1】WAN - New IP Was Set.
本文:Internet address is IPアドレス/32
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